好きな国紹介 2

どうも!

REAL GODです!

今回は私の好きな国紹介シリーズ第二弾!

 

サウジアラビア王国について紹介したいと思います!

 

サウジアラビア王国

サウード家によるアラビアの王国」

という意味でサウード家という一族が代々統治している世にも珍しい祭政一致神権政治の国家です!

 

珍しすぎます!

 

何故ならば憲法

クルアーン及びスンナ、

つまりイスラム教の聖典です。

 

つまり、この国は神の法により運用される国家つまり神権政治による国家なのです。

現代ではとても珍しいです。

王は二聖モスクの守護者、という称号を持ちます。

二聖モスクとは察しの通りイスラム教の聖地であるメッカとメディナのことです。

 

中二病みたいでとてもかっこいいです!

 

この国の成り立ちもかなりかっこいいです。

 

時代は遡り18世紀、

アラビア半島オスマン帝国の属領だった時代、

現王家たるサウード家は中規模の豪族であり、決して有力ではありませんてました。

 

しかし、野心家だった当時の当主、ムハンマドは当時、アラビア半島で大流行していたイスラム原理主義派のワッハーブ派の開祖たるワッハーブと盟約を結びます。

 

言い換えるならば江戸幕府天皇の関係のようなものです。

サウード家が武力を提供する代わりにワッハーブ家がサウード家を公認する。

これにより権威を得たサウード家は勢力を伸張しますが、、

 

やはり一筋縄ではいかないのでした、、

 

当時アラビア半島支配下に置いていたオスマン帝国などの支援を受けた豪族らと戦争を繰り返し、興亡していきます。

 

特に有名なライバルがラシード家、です。

 

しかし、サウード一族は先祖代々の本拠地であり現首都であるリヤドを奪われ、亡命を余儀なくされます。

 

そんな中!

大英雄が生まれるのです。

 

その人こそ政戦両略の天才、と謳われた

アヴドゥルアズィーズ・イブン・サウード

のちの初代国王です。

リアルラインハルトです笑

彼は武勇にも優れ

彼はわずかな手勢でリヤドをライバルのラシード家から奪還しています。

 

その後、アラビア半島を大部分を征服し、ついでに言えば第二次世界大戦でイギリスなどとうまく立ち回り

サウジアラビア王国を建国します。

 

その後、油田が発見され彼の一族はウハウハ状態となり莫大な財力を獲得し、

現政権の大きな権力、権威基盤の一つとなっています。

 

今時、絶対君主制は極めて珍しいです。

どうやってサウード一族は権力を維持しているのでしょうか?

それは大きく分けて三つある、と思います。

 

一つ目は油田から来る莫大な財力です。

この一部を国民に還元することで絶大な支持を集めています。

これが恐らく最大の理由でしょう。

 

二つ目はメッカとメディナを領有していることです。

これにより他のイスラム諸国にも影響力を確保し、盟主を自認できますし、更に言えば国民から尊敬の念を集めることができます。

 

最後は、アメリカを始めとする西側諸国と友好的な関係にあるところです。

 

これにより国際的なイメージも悪くありません。

 

これも大きいですね。

 

 

ここからが本題です。

この国はともかく面白い!

 

何故かと言えば

中世的な国家だからです。

未だに国王を頂点とする身分制度がありますが国王一強というわけではなく、

王権が及ぶ地域は一部であり地方では地方の有力者が実質的な政治を行っていることでも知られています。

 

もちろん、名目上は中央政府の統制が地方に行き届いていることになっており、

国内を13区画に分け勅撰された王族が知事として派遣されています。

 

更に国王は代々中央集権制を推し進めようとしていますがそのたびにやはり地方分権になってしまうほど地方の有力者の力は強いです。

何故かというと元々アラビア半島もそうですが遊牧民で部族単位だからです。

そのためサウジアラビア人はサウジアラビア本国よりも各部族に対する帰属意識が強いそうです。

そのため部族の有力者が支持を集めるのは当然ですよね。

 

前にもお話しましたが権威が強い、ということです。

 

そして、何よりお金持ちです。

 

前に非主流派の王族の資産が押収されその額が日本円に換算すれば200兆円だったというニュースがあります。

 

つまり、主流派の王族がそれ以上の資産を持っていても不思議じゃないですよね。

 

 

 

今回は以上です。

ではでは〜