この世界は残酷だ。そして醜い
この世界は残酷だ。
生きる意味もわからずただのうのうと生きている。
この平和、民主主義が確立するまでどれほどの血が流れたのだろうか。
現代の日本はとてもとても恵まれている。
だが、それでも自殺者は3万人。
幼少期はいじめ。
大学を出てもその日暮らしの人々や
貧困に喘ぐ人々はたくさんいる。
大卒でさえそうなのだからそれ以外はももっとだ。
世界でおそらく最も恵まれているであろう日本のそれも何の問題もない人々がそうなるのだからこの世界は本当に本当に残酷なのだ。
戦前以前など今の比べたら天と地ほど差があるくらいもっと残酷だ。
神がいるのか?
この世界は?
この宇宙は?
誰が創ったのだろう。
もしかしたら誰かの娯楽なのかもしれない。
もしかしたらこの世は牢獄なのかもしれない。
そもそも人類の認識は本当に正しいのだろうか?
いや正しい、とは?
間違っている、とは?
答えはわからない。
何も分からないまま我々は現実を生きてゆくしかない。
人類は自由のないまま生まれる。
そして、何も分からないまま世界を識り
そして死んでいく。
不可知とは人類とは知性構造が違う生命体の発想なのだと思う。
超越だの言語で表現できないだの本当の不可知だのと言ってもそれらは言語で今表せている。
大富豪だの極貧だの
大した違いはない。
皆何も分からない。
そもそもこの世界はシミュレーション、若しくは誰かの芸術なのかもしれない。
いや妄想の類なのかも。
しかし、根本から人類の認識だ。
もし、この先人類の知性が進化すればそれらも答えられるかもしれない。
我々と世界はゲームなのかもしれない。
逆らえない法則があり、その下で生きている。
個人的にはこの世はシミュレーションではなく恐らく上位世界か何かの芸術品なのだと思う。
いやそれさえ人類の発想だ。
しかし、誰が世界を創ったのか、この世界は果たして何なのかは誰にも分からない。
完全に虚構なのだと、思う。
そして、恐らく"外側"の手がかりは"内側"には無く内側から外側へは出られないのだろう。
事実、真実か虚構か、など分からないけど。
それすら内側の構成物なのだから。
神、すらそうだ。
現世はあまりに複雑で言語化することなど到底叶わない。
無限階層論や神上など色々な思想があるがそれらはわからないとして。
この世界が残酷だ。
神のパラドックス、つまりトップは自らが本当にトップであるのかを確認する術を持たないのと同じで例えこの先ポストヒューマンやホモデウスになろうともさして変わらないのかもしれない。
すべては上位世界においての絵画と同じで何の意味も持たないのかもしれないし、そもそもそれすら人類である私が想像できている時点で違うのかもしれない。
この世界はあまりに残酷。
それは事実だ。